マウスピース
マウスピース
当院で取り扱うマウスピースは2種類あります。
歯を失う原因の3番目(17.8%)が歯の破折です。
歯周病、むし歯に次いで3位です。
近年、高齢化や平均寿命の伸びのため残っている歯が、昔より多くなっています。
そのため、歯にひび割れ、欠け、被せ物や差し歯の下での破折が多くなって居ます。
マウスピースを用いて予防できることがあります。
以下の一つでも当てはまれば、歯ぎしりをしている可能性があります。
ナイトガード
歯ぎしり・食いしばり対策(グラインディング・クレンチング・タッピング)
就寝時の無意識による歯ぎしり・食いしばりによるトラブルを防止するマウスピースをナイトガードといいます。
就寝時だけでなく、仕事中や勉強中、運動中の肉体的・精神的ストレスが生じた時でも、ストレスに対する防御行動として歯ぎしり・食いしばりが起きる可能性があります。
ナイトガードは、噛み合わせを厳密に調整した強度のあるハードタイプが特に効果があります。
メインは就寝時の使用ですが、日中のストレスのかかりやすい場面で使用することもできます。
スポーツマウスガード
スポーツは安全に行うことが大切です。自分の体を壊してしまっては元も子もありません。
永久歯は一度失うともう生えて来ません。折れてしまっても再生しません。
スポーツで失う歯は圧倒的に上顎の前歯です。食べる、話す、表情を作るなどの働きが失われてしまいます。
また、頭を守るためにも歯・口そして顎をケガしないようにしましょう。
マウスガードは小さいながらも安全にスポーツすることにつながります。
スポーツ中の突発的な事故・接触による外傷で受ける歯や歯茎、顎の骨へのダメージを軽減する目的で使用するものをスポーツマウスガードと呼んでいます。
近年、日本でもスポーツマウスガードの使用の義務付けや推奨・認可する団体も増えてきています。
マウスガードの着用がルールで義務付けられているのは、ボクシング、キックボクシング、アメリカンフットボール、アイスホッケー、インラインホッケー(ジュニア)、ラクロス(女子)、ラグビー(中学生、高校生、他)、空手道(一部、他)、テコンドー(世界テコンドー連盟)などです。
中学生や高校生では体がぶつかり合うコンタクトスポーツ以外にも、バスケットボール、野球など球技での外傷も多くなっています。
小・中・高の学生の授業中や部活中に、歯を折ってしまうなどの事故は少なくなく、多感な時期の見た目への影響や歯の健康寿命に多大な影響を与えます。
【マウスガード装用メリット】
スリープスプリント
睡眠時無呼吸症候群の治療・対策のためのマウスピースで、就寝時に使用します。
スリープスプリントは上下の歯列に装着し、口腔内のスペースをひろげ、空気の通り道を確保することで睡眠時無呼吸症候群を防ぎます。
制作には医師による睡眠時無呼吸症候群の診断と、治療依頼書が必要です。
製作期間 | 1週間から2週間です。 |
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参考】
1. Reed RV Jr.: Origin and early history of the dental mouthpiece. Br Dent J 176: 478-480, 1994.
2.大久保信一ほか:マウス・ピースの歯科学的研究.第 1 報:形態,材料,調製法について.歯科学報 60 : 325-328 , 1960
3.歯を失う理由、公財)8020推進財団、第2回永久歯の抜歯原因調査(2018年)
ナイトガード(保険適用) | 準備中 |
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スポーツマウスガード(自費診療) | 準備中 |
スリープスプリント(保険適用) | 準備中 |
準備中